フランスの青少年教育について
フランスの青少年教育について。
従来、とかくイギリスやドイツに比べて組織的な活動が弱く、全般的にまとまりが欠けており、あまり活発ではないといわれてきました。
その理由としては、まずフランス人の気質として個人主義の傾向が強いことが挙げられました。
そのために政治や宗教の面でも党派や宗派がこまかく分かれていて、組織的活動がうまくいかないし、また学校教育の面でも主知主義が支配し、知育偏重に偏っているためである、とされてきました。
たしかに過去のフランスの青少年教育は、他の国と比較した場合、そのような傾向をもっていたことは否めなかったでしょう。
しかし、いわゆる1960年代の世界的な教育改革と並んで行われてきたフランスの教育改革は、とくに青少年教育の領域に顕著な進展と新しい生気をもたらしたのです。
そこで、まず、このようなフランスの青少年教育に新しい進展をもたらした教育改革について、概観しておきます。