乾電池はリサイクルしよう
今回は、廃乾電池のリサイクル問題について書きます。
まずひとつめの問題は、いかに廃乾電池を集めるかという点にあります。
乾電池工業会では水銀電池(89年の国内流通量は1100万個)については電気店、カメラ店などによる回収を建前としています。
しかし、実際には5%そこそこの回収率に過ぎず、残りはごみとして捨てられているといいます。
一方、アルカリ乾電池の製造量は年平均20%の伸び率で増え、1989年の国内流通量は9000トン(3億3500万個)に達しましたが、このうち回収されているのは5000トン余りに過ぎません。
回収された電池は、自治体が長期保管しているケースを除くと、大半が北海道にある日本唯一の乾電池処理施設に搬送されています。
1988年にこの民間処理施設を利用した市町村の数は850で、持込み量は5300トンでした。
こうして現状での回収率は10%にも達していませんが、この状態を抜本的に改善する切り札として町田市の委員会でも提案されているのが、デポジット制度、リサイクルトナーの導入です。
「廃乾電池のように、収集さえできれば、資源化が企業の採算ベースに乗ることが既に実証されてい
るような廃棄物については、50円のデポジット(環境浄化金・返還保証金)をかける」(前掲報告書)
・・・というのです。