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2011年08月 アーカイブ

日本の輸入と輸出 3

こうした方式によれば、輸入小麦の売渡価格はその買入価格との関連を完全に切断され、その利益は国内産小麦の売渡価格の引下げにあてられることになります。


内外麦価格をプールすることで、内麦の売渡価格をできるだけ引下げ、外麦の売渡価格をできるだけ引上げようとしているのです。


以上を88年度について図示したのがあります。


輸入小麦はトン当りコスト価格35、886円、売渡価格75、544円で、差引き39、658円の大幅な黒字を出しているのに対して、国内小麦はコスト価格!98、183円、売渡価格60、433円で、差引き132、750円の大赤字となっています。


5倍を超える大幅な内外価格差が、こうした財政操作によって平準化され、調整されているのです。


それは実質的には400%近い高関税を課したのと同じであり、国家貿易による最大の保護効果はまさに以上の点にあります。


まずは残存輸入制限。


ガット上は非合法ではありますが、慣行的に輸入数量制限が黙認されているのが残存輸入制限です。


ガットはこれに通報義務を課すだけで、それ以上の制度的措置を用意していません。

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